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2026.6.8

ゴルフのルールはなぜ「法律並み」に細かいの。わけわからん前編

【前編】ゴルフのルールはなぜ「法律並み」に細かいの?古書から紐解く、審判のいないスポーツの謎

こんにちは!Swing24/7の村上です!

前回の「道具の進化と格差のお話」、いかがでしたか?職人さんが帽子一杯分の羽根をギューギューに詰めて作った超高価なフェザーボールから、ゴムやスチールの登場で一気にみんなのものになったゴルフの歴史。道具の歴史を知ると、今の快適な環境がさらに愛おしくなりますよね。

さて、道具が安くなって誰もが気軽にゴルフを楽しめるようになった19〜20世紀初頭。 次にゴルフ界を待ち受けていたのは、「おいおい、ルールがめちゃくちゃ複雑で厳しすぎないか!?」という新たな大問題でした。

今回は、私の手元にある大正・昭和初期の古書『正しいゴルフ』をめくりながら、ゴルフの規則がなぜ「法律」のように細かく、そして厳格になっていったのか、その面白い歴史の謎に迫る【前編】をお届けします!

サッカーや野球にはあって、ゴルフに「ない」決定的なもの

みなさんは、ゴルフのルールブックを読んだことがありますか? 「あるがままの状態でプレーする」という大原則はシンプルですが、いざ細部を見てみると、「動かせない障害物」「ペナルティエリアの救済」など、まるで法律の条文かと思うほど細かくケース分けされていますよね。

なぜ、こんなに細かくなってしまったのか? その最大の理由は、ゴルフというスポーツの最大の特長である「審判(レフェリー)がずっと横についていてくれない」という点にあります。

『正しいゴルフ』の「ゴルフの規則」の項には、このように書かれています。

「他の多くの競技、例えばフットボール、テニス、ベースボール等の如きは皆レフェリーが居て、競技中絶えず監視して規則の適用を司って居る。然るにゴルフに於ては、各プレーヤーが各自に自分の審判官である」

そうなんです!野球やサッカーなら、きわどい判定は審判がその場で「セーフ!」「ファウル!」と下してくれます。しかしゴルフは、広大な自然のコースの中で、自分自身が審判にならなければなりません。

「誰も見ていない」からこそ、厳密な法律が必要だった

同書ではさらに、こう続けられています。

「プレーヤーが広きリンクスのどこか片隅で、誰の目にも止まらない所で球を打つ場合が多い。従って、プレーヤーは規則を詳細に知り、且つこれに依って自己を裁かねばならぬ」

林の奥深くやバンカーの影など、同伴競技者の目すら届かない場所でボールを打つ瞬間、頼りになるのは「自分自身の誠実さ」と「誰が読んでも一言の言い訳もできないほど明確に定められたルール」だけだったのです。

「ちょっとこれ、打ちにくいから足で小突いちゃえ(笑)」が通用してしまえば、スポーツとしての公平性は一瞬で崩壊してしまいます。だからこそ、人間の「つい楽をしたい」という誘惑に先回りするように、ルールがどんどん細かく、厳格に進化していったわけですね。

次回、ついに「人間のドロドロした執念」がルールを変える!?

ここまで読むと、「なるほど、紳士のスポーツだから、お互いに公平を期すために細かくなったんだな」と、綺麗にまとまりそうですよね。

……しかし!歴史はそれだけでは終わりません。 ルールがここまで複雑怪奇になった背景には、実はもっと生々しい「プロゴルファーたちの、一生の運命を左右する壮絶な大金(懸賞金)」が絡んでいたんです……!

次回の【後編】では、古書『正しいゴルフ』に書かれた、思わずニヤリとしてしまう「賞金を巡るゴルファーたちの執念とルールの戦い」をご紹介します。人間の勝ちへの執念って、本当にすごいです(笑)。

ルールを学ぶのも、インドアのシミュレーターなら実際のシチュエーションを画面で見ながら確認できるので一石二鳥ですよ!四軒家店でお待ちしております!

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