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【第2話】チタンもカーボンもない時代、昔の「ウッドクラブ」はどう作られていた?[前編]
こんにちは!swing24/7店長の村上です! 前回の第1話では、幻の古書『正しいゴルフ』のユニークすぎる「読者案内」についてご紹介しました。「初心者じゃなければ基礎は飛ばしていいよ!」という、大正・昭和初期の先人たちのユーモアと人間味あふれる世界観にワロタでしたねぇ
さて、今回の第2話からは、いよいよ具体的な中身へと突入していきます! テーマは、目次の最初の方に堂々と掲げられている「用具の話」。 現代のゴルフ界といえば、チタンやカーボン、AIが設計したフェースなど、ハイテク素材のオンパレードですが、100年前のゴルファーたちは一体どんな道具を使っていたのでしょうか? 今回は、現代の「ドライバー」の祖先である「ウッドクラブ」の驚くべき正体に迫ります!
本当に「木」でできていた!職人技が光るウッドクラブ
現代のドライバーは「ウッド(木)」と呼ばれつつも、中身は金属(チタンなど)やカーボンで作られているのが当たり前ですよね。しかし、『正しいゴルフ』が書かれた大正・昭和初期は、文字通り100%本物の「木製クラブ」の時代でした。
本書の目次をめくると、「ウツドクラブ(ウッドクラブ)」の項目に続いて、「ヘッド」「シャフト」「グリップ」という言葉が並んでいます。現代とパーツの呼び名は全く同じですが、その素材と製法は今とは比べものにならないほどワイルドで、かつ芸術的でした。
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ヘッドは「魔法の木」パーシモン(柿の木) 当時のヘッドに使われていたのは、主に「パーシモン(アメリカ黒柿)」という非常に硬く、粘り気のある木材でした。これを職人が一つひとつ手作業で削り出し、美しい木の塊(ヘッド)へと仕上げていたのです。当然、現代のクラブのように「芯(スイートスポット)が広くてミスに強い」なんていう親切な設計はありません。芯を外せば、ダイレクトに嫌な振動が手に伝わり、ボールも全く飛びませんでした。
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シャフトは「ヒッコリー」という超高難度の木製 さらに驚くべきは、シャフト(棒の部分)も木製だったという点です。主に「ヒッコリー(クルミ科の木)」という弾力性のある木が使われていました。スチール(鉄)やカーボン(炭素繊維)のように均一な工業製品ではないため、一本一本しなり方が全く異なります。ゴルファーたちは、自分のスイングに合う「運命の一本」を必死に探していたのです。
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グリップは「羊や牛の革」を巻き付けたもの 現代のゴム(ラバー)製グリップとは違い、当時は天然の革をシャフトにぐるぐると巻き付けて固定していました。雨が降れば滑りやすく、手入れを怠ればすぐに硬くなってしまうため、当時のゴルファーは道具のメンテナンスにも並々ならぬ愛情を注いでいました。
素材が限られていたからこそ見えてくる「道具選びの本質」
『正しいゴルフ』の中では、こうした限られた素材の中で、どのように自分に合ったクラブを選ぶべきかという「クラブの選び方」についても詳しくページが割かれています。
現代なら「シャフトの硬さはSかRか」「ロフト角は何度か」と数値でカチッと選べますし、カチャカチャ(弾道調整機能)で後から調整することも可能です。しかし、当時はそうはいきません。 だからこそ本書では、スペックの数字に頼るのではなく、実際に持ったときの「重さのバランス」や「手になじむ感覚」といった、人間の五感をフルに研ぎ澄まして道具を選ぶことの大切さが説かれています。
素材が原始的だったからこそ、道具は単なる「工業製品」ではなく、ゴルファーの体の一部となる「芸術品」のようであり、職人とゴルファーのこだわりが詰まった最高にロマンのある存在だったのです。
次回[後編]、さらに深い「アイアン」と「当時の選び方の基準」へ!
現代の私たちが、もし当時のヒッコリーシャフトのウッドを持たされたら、おそらく1発目からまともに当てることすら難しいでしょう(笑)。それほど当時のゴルフは、道具を使いこなすための高い技術と繊細さが求められるスポーツでした。
さて、次回の【後編】では、ウッドに続くもう一つの主役「アイアンクラブ」の秘密や、本書が明かす「失敗しないクラブの買入方(購入方法)」のディープな中身に迫ります! 100年前の「お買い物アドバイス」は、現代の私たちにも役立つのか……? どうぞお楽しみに!
当店、Swing24/7では、大正時代の先人たちが腰を抜かすような最新のシミュレーターを完備しています! 現代のハイテククラブの性能を100%引き出すためのデータ分析はもちろん、自分のスイングの「感覚」を研ぎ澄ます練習にも最適です。初心者の方も上級者の方も、ぜひ極上のインドア環境でゴルフの奥深さを体感しに来てくださいね。打席でお待ちしております!
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